保護司って


 保護司(ほごし)は、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の一般職国家公務員で、犯罪や非行に陥った人の更生を任務としています。

 各都道府県庁所在地におかれた保護観察所の長の指揮下に職務を行い、身分は国家公務員ですが俸給は支払われません。
、無給なので基本的にはボランティアですが、活動に応じた交通費などの実費弁償金が支給されます。

 保護司という公的なボランティア制度は、日本発祥の独特の制度ですが、近年になりフィリピンなどの諸外国にも制度が輸出されるようになりました。

 保護司の任期は2年で、全国に約48,000人います。(保護司法規定の上限は52,500人)。保護司は各保護区(政令で定められた区域)ごとに定員があり、大崎市(大崎保護区)は定数63に対し、現在61名が在籍しています。

     保護司には資格がいるの?

 保護司は「人格及び行動について、社会的信望を有すること」「職務の遂行に必要な熱意及び時間的余裕を有すること」「生活が安定していること」「健康で活動力を有すること」というのが要件となっていますが、特別な資格等は不要です。
 ただし、保護司法では以下の欠格事由が定められています。
 ○成年被後見人又は被保佐人
 ○禁錮以上の刑に処せられた者
 ○日本国憲法の施行の日以後において、日本国憲法 又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

    法務大臣が委嘱します。

 各保護区の保護司選考会の意見を聴いた上で、保護観察所の長が推薦した者のうちから法務大臣が委嘱します。

 当然のことですが保護司が欠格事由に該当するに至った時は解嘱されます。


    年齢制限はあるの?

 年齢制限は設けられていませんが、2004年以降は76歳以上の者への再委嘱はしないこととされています。
 全国の保護司の平均年齢は64.7歳(2015年1月1日現在)となっています。

    どんな人がなっているの?

 宗教家(僧侶、神主など)、自営業者、公務員経験者、教員経験者、主婦など様々な職種の人が保護司として活躍しています。

    保護司の著名人

 宮城県では、さとう宗幸 さん( 歌手・俳優・TVキャスター)が著名です。

 全国的には

 木暮実千代さん(故人、 女優)
 坂本新兵さん( 故人、俳優・声優)
 鳥羽一郎さん( 歌手)
 小川亨さん(元プロ野球選手)
 尾花高夫さん(元プロ野球選手)
 一龍斎貞花さん(講談師)
 Paix2 (女性歌手デュオ。刑務所や少年院でコンサートを開き、「刑務所のアイドル」とも呼ばれています。)

 といった方々が知られています。 また、国や地方の政治家の方々にも保護司が多数おります。